コラム_第九回 - h-collection|廣島晴弥

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コラム_第九回

 

 

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コラム

 

 

モノから生まれる

暮らしのイメージ

SHAPE&DECORATION vol.3より

 

 

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 第九回

思いの詰まったノート

 

 

 

普段、何か気になったことを書き留めたり、1日の予定をリストアップしてメモにすることが日課になっています。 頭の中であれやこれやと考えているとどれから手をつければ良いかわからなくなり、紙に書き出すことでやるべきことが整理されスッキリします。

部屋の至る所にはコピー用紙の裏紙を切ったメモ用紙や付箋が待機し、買い物がある時にはそれを持って行けば迷うことがありません。

そんな私ですが書くのを躊躇するノートがあります。
それはMOLESKINEのノート。文房具好きの方はピンとくると思います。

一冊、2,000円以上するこのノート。サイズは様々ありますが私が初めて買ったタイプはスタンダードなラージサイズのハードカバータイプでした。確か美術館のミュージアムショップで見かけたのが最初だったと思います。 見慣れないサイズとしっかりしたハードカバーの表紙、そしてトレードマークともいえる黒いゴム留め。 取り扱っていたお店の雰囲気も相まって只モノではない印象を醸し出していました。

意を決して購入した後、どう使いこなせば良いかわからず最初はスケッチブックのように使用していました。その後、いろいろな方のMOLESKINE使用術が載った本を見つけ、その中で紹介されているノートはどれも個性的で使う人によってどのようにでも変化することを知りました。

なにより一番大切なのは【目的を持って使っている】ということ。 使う人を選ぶように感じますが目的がはっきりしている人ほどこのノートにはモチベーションを上げてくれる力があるようです。

しばらくして次のノートに移った際、書き込む内容はこれから先のことを具体的に目的を持って書き記していこうと思いました。 丁度、その頃は独立のことも考え始めた時だったのでそれまでに何が必要か、いつまでに何をしておかなければならないか、具体的な準備金等、思いついたことや仮のスケジュールをつらつらと書いていきました。 ノートに書いていくことで自身への鼓舞にもなり、気持ちが揺らいだ時も読み返すことによりまた頑張ろうと思えました。

ただなんとなく思い描いていることでも目に見える形にすることでそれが目標になり、行動に繋がる。 MOLESKINEはそんな気持ちを後押しする懐の深いノートだと思います。

 

廣島晴弥⁡

 

 

 

 

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廣島 晴弥

 

 

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