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一日の終わりと共に。
ー東京は元麻布、仙台坂を上った辺りに、、、
いつもの曜日のいつもの時間、ラジオから流れてきたあの世界に心惹かれ、Barという場所に憧れを抱いたのがh collectionの始まりでした。週末、忙しい毎日の憩いの場所としてお酒を飲みながら繰り広げれる日常会話。寡黙なバーテンダー、カウンターで聞き耳をたてる紳士、ボックス席でおしゃべりする博学な常連客。いつかこんなお店に行けたらいいなと思いながら年を重ね、ついに先輩方に連れられてBarへと足を運ぶようになります。
憧れていたカウンター、お客と絶妙な間合いのバーテンダー、棚いっぱいに並べられたお酒の瓶。そして磨き上げられた様々なグラス。カウンターは普段あまりしない話題も素直に話せる不思議な空間。そこに寄り添うのはバーテンダーが作った美味しいお酒とグラス。モノを作る仕事に就きたいと思い、思い出されたのがこの情景でした。タイミングよく本屋で見つけたのはあのラジオ番組のカクテルブック「AVANTI COCKTAIL BOOK」。
中を開いてみるとそこには馴染み深い面々のコラム、そしてカクテルを彩る美しいカットグラス。始まりのきっかけをくれたラジオ番組から一つの線に繋がりました。疲れた一日の終わりに、記念すべき良き日に、そんなとき寄り添える器を目指して制作しています。
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